ALZAR OSAKA

ARTIST

John Dimas

学校のプロジェクトからハウスやテクノのアーティストとしてキャリアが始まるなんて一体誰が想像できるだろうか?John Dimasには発明の才能があったことから、彼の自作のミキサーは、Johnのエレクトロニックミュージックシーンにおける活躍の必需品となった。2台のベルトドライブのターンテーブルとミキサーを接続すれば十分に動き、好きなレコードを一緒にかけることができた。そしてDJのマエストロになるべく熱心に練習を続けた。
若い頃の彼にとってシカゴのサウンドはアシッドとフレンチハウスだったという。地元であるテッサロニッキで腕を磨いているときから、必然的にDerrick Carter、Chez Damier、Ron Trent、David Duriezなどのようなレコードを集めるようになっていった。ひとたびクラブの世界に足を踏み入れると、たまに3台のターンテーブルを使うユニークなセットは高い評価を得た。ジョンは他の音楽ファンが知らないようなホットでレアな音楽を持っていることで知られていた。地元での評判が高まると、自然と国際的なクラブからも声がかかるようになっていった。
近年ではライブセットも披露したfabric、DC10、ローマのGoa、パリのRex ClubとConcrete、ベルリンのHoppestosseやRenateやバルセロナのSonarなど、影響力を持つクラブやフェスに出演している。また南米、オーストラリア、北米などのツアー、UKのGottwood、オランダのAmsterdam Dance Event、クロアチアのMovementなどにも出演している。
Johnは2012年にギリシャを離れてベルリンに拠点を移した。スタジオを作り、自身のレーベルを立ち上げて、ジョンのレコードディグや新しい才能の発掘をサポートするスタッフも雇い、キャリアの新たなステージに進み始めたのだ。Elephant MoonはJohnと友人DjebaliとのコラボEP『Soul Vision』でデビューした。それ以来、JohnのA&Rとしてのスキルを発揮し、Lee Burton、Lopaski、Zendid、Plantaeをサポートし、レーベルからは17作品を発表してきた。レーベルマネージメントと世界ツアーを行いながらもJohnはスタジオでのスキルも磨いてき、Raum…Musik、Taverna Tracks、Overall Music、One RecordsなどのレーベルからもEPをリリースしてきた。彼のすべての作品からセンスの良いグルーヴが感じ取れる。どれもJohnのディテールに注目させるかすかな何かやJohnの美学を窺い知れる器用さを含んでいる。彼の生まれ持っての器用さはRareshにも気に入られ、彼のMeterezeレーベルからJohnのEPが間もなくリリースされることになった。
ハードワーク、溢れるポジティブなエナジー、スタジオやDJセットの若きマスター。John Dimasは表現を続け、素晴らしい評価を受け続け、世界中を熱狂させているのだ。

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